ODD NEWS

世界のニュースをまるっとご紹介

アート

1000人がフルヌードで死海に登場

通常、海での遊泳の招待状のドレスコードが「裸」だとしたら、それは参加者が非常に少ないものになるだろう。

しかし、それが有名写真家の企画だとすると話は変わってくる。

oddnews フルヌード 死海で写真撮影
 有名アーティストのスペンサー・チュニックによって企画されたのは、イスラエルの死海で行う総勢1000人のヌード撮影。

参加者は皆ボランティアで、アイティストによって厳密に選出された人々。

宗教上の問題から、死海でのフルヌードは中止を要請するデモや騒動が起きる危険性があったため、 当日まで極秘裏に進行されていたという。

oddnews フルヌード 死海で写真撮影
撮影は早朝の肌寒い中で行われ、 死海に入るところから浮かんでいる状態など様々なシーンが撮影された。

oddnews フルヌード 死海で写真撮影
 撮影はその行為も勿論、目的が「芸術によって、国家へ国民の解放を訴える」という大胆なものだったために厳重な注意が必要とされた。

撮影に気付いた一般人ののぞき見を阻止する術がないなど、当日は危険やハプニングがつきものだったという。

oddnews フルヌード 死海で写真撮影
チュニック氏は、「イスラエルの解放を訴えるこの試みは、国家への訴えの他にも個人の性的嗜好や性差を表現するため」と語る。

裸だからと言って、これは決してポルノではなく、治安の悪い国家で権力の下に置かれた国民の脆弱性を映し出す一つの手段だとも語る。

今までに7回の逮捕を経験する彼だが、今後も当局に抵抗し活動を続ける予定だという。

ニュースソース
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2038552/1-000-nude-swimmers-float-Dead-Sea-photo-shoot.html

巨大蝋人形にご注意!人間そっくりの蝋人形館

今回紹介する芸術作品は、人間と間違わないために、サイズがちょっと大きめな蝋人形たち。
巨大蝋人形 oddnews 人間そっくり
水の滴りや皮膚のハリに生気を感じるこの女性、人形のように完璧な体。
人形のような女性なのか、人間のような人形なのかというと、答えは後者。

巨大蝋人形 oddnews 人間そっくり
 アーティストのキャロル・フィールマン氏は、大きな蝋人形たちがあたかも生きているかのように見える表情を追い求める。

時には、モデルと蝋人形がそっくりすぎて作業場に立ち入った人は「体がバラバラに!?」と驚くと言う。

巨大蝋人形 oddnews 人間そっくり
こちらは蝋人形のモデルの女性。もはや彼女が蝋人形でも驚かない人も多いのでは? 

彼女の作品はインパクトが強く人を呼ぶにはもってこいなので、あらゆる美術館から作品の依頼が殺到。
 1つ制作するために半年を要する過酷な作業である。

巨大蝋人形 oddnews 人間そっくり
 彼女の作品は1つあたり25万ポンド(約3110万円)で売られ、マンハッタンのある美術館では彼女の作品の複数を所有している。

蝋で作られていると分かっていても、あまりの再現力に何人かの人は人形に話しかけてしまったりもするという。

これらの美しい蝋人形は、よりリアルな表情や質感を生み出すために、皮膚に至っては100以上の塗料を用いられている。

彼女はインタビューに対して、「もちろん人形の表現の豊かさやリアルさを関心してもらうのは嬉しい。でもそれは目標地点ではなく、私はこの人形に個性を感じて、物語を創造してほしい」と語る。

モデルをそっくりの蝋人形に映し出すだけでも高等な技術を要するが、彼女の作品はあくまでも人形。

人形に個性を備えることは、そう簡単ではないのが素人にもわかるが、彼女ならいつの日かその表現に成功するかもしれない。

ニュースソース
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2035059/Artist-Carole-Feuerman-creates-stunning-waxworks-realistic-people-think-theyre-treated-like-real-people.html

紙から飛び出る!話題の3Dアーティスト

当ブログで以前ご紹介したどこまで本物?驚きの歩道アートだまし絵?カンバスはモデルそのものの記事のように、人間の目の錯覚を巧みに利用した3Dアートが目立つ近年。

あらゆるアーティストが登場するなか、今回紹介するアーティストは紙と鉛筆だけのシンプルな絵で驚きの作品を作り上げる。



オンラインで自分の作品を発表し、一躍話題の人となったのはわずか20歳のチリのアーティスト「Fredo」さん。

現在は「より2次元と3次元の境界線を分からなくする作品を手掛けたい」と今後の制作に意欲的だ。

以下は彼の代表的な作品たち。

oddnews 3Dアート Fredo 紙と鉛筆
この蝶の絵が全ての始まり。彼の処女作とも言えるこの作品によって、彼は3D表現に興味を持ったという。

oddnews 3Dアート Fredo 紙と鉛筆
紙が破れて象が顔を出しているように見えるが、もちろんこれも絵。

蝶のデッサンをしていた時に彼は何も考えず、思いつきで陰を描いてみたという。
奇跡的な偶然によって彼の成功はスタートした。

oddnews 3Dアート Fredo 紙と鉛筆
彼の作品には、紙の上に独特な雰囲気の人間を置くシリーズがある。

oddnews 3Dアート Fredo 紙と鉛筆
箱から人間のようなものが脱出しようとしている。上の手は絵ではなく実物。

oddnews 3Dアート Fredo 紙と鉛筆
ちょっと一息つくかのように、穴から顔をだしワインヅラスを片手に持つ男。

oddnews 3Dアート Fredo 紙と鉛筆
鉛筆係?絵の中の人は作者に鉛筆を手渡している。

oddnews 3Dアート Fredo 紙と鉛筆
架空の義手。将来はこんな細やかな動きが出来る義手が出来るかも?

oddnews 3Dアート Fredo 紙と鉛筆
このスケッチは石畳の複雑な色合いや質感をも再現。

oddnews 3Dアート Fredo 紙と鉛筆
「もうネタ切れだよ‥」作者は自分の苦労までをも次の作品のヒントに変えてしまう。

各メディアに取りあげられ有名となった彼だが、今後はより多くの人に作品を楽しんでもらうべく様々な作風に挑戦しているという。

彼は自身のWebサイトやfacebook上で無数の作品を公開。
地域や国にとらわれることなく多くのファンが彼の作品の心待ちにしている。

制作自体はごくオーソドックスで、昔ながらの技術を用いているが、反対に広報活動は極めて現代的なのが面白い。

今後の彼の活動に期待したい。

ニュースソース
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2034372/The-incredible-3D-images-pop-page--created-just-pencil-paper.html





だまし絵?カンバスはモデルそのもの

通常、絵画に描かれるモデルやアーティストは画家が描き終えるまでじっとしていなくてはならない。

しかし、アーティストのアレクサミードのモデルたちは、「絵が乾くまで」じっとしていなくてはならない。
それもそのはず、カンバスはモデル自身なのである。
odd news 人間アート
彼女のテクニックは実物を絵画の世界へと導きます。

odd news 人間アート
モデルは顔から足までの全てを二次元に塗り替えられる。
モデルの原型をとどめたまま、次元だけが変わるのが何とも奇妙。

odd news 人間アート
彼女はこの表現技法について前職の政治関連の仕事でヒントを得たという。

政治家の写真は撮影から公開までに、イメージをより良く見せる様々な工夫がある。
それらはアイドルやモデルの写真とは違い、実物を美化させるためではないことに面白さを感じたのだと彼女は語った。

だまし絵のような不思議な感覚に捉われる。

ニュースソース
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2028589/Now-thats-I-life-Artist-paints-directly-human-models-make-look-like-canvases.html


どこまで本物?驚きの歩道アート

イギリスで今話題のトップアーティスト、ジュリアンビーバーの作品をご存じだろうか。

彼はアートの新しい試みとして、人間の目の錯覚と写実的な絵を巧みに利用した作品を15年も旅して描き続けている。

それらの作品の舞台は「歩道」。

歩道に突如として現れる、非現実だが写実的でリアルな世界をお楽しみいただきたい。

11_0813
階段は実物だが、下に注がれている水はペイント。もちろん下の滝も現実には存在しない。

11_0813a
人間意外はホースも水もすべてペイント。綺麗にホースを持っているように見せるには角度がなかなか難しいそうだ。

11_0813b
観光客が記念撮影をするために頻繁に訪れる、遊び心ある作品。

11_0813c
蝶は影まではっきりとあるが、それもペイント。観客が離れて立ってはいるものの、この蝶は踏まれても死ぬことはありません。

11_0813d
もちろん歩行者が落ちる危ないところではありません。

11_0813e
ポールにしがみつくことは現実も空想部分も同じ。このボールにしがみつくことで現実と空想が融合されます。

11_0813f
周囲の見物客を見なければ、これはすべて本物に見える事でしょう。
幻想的な雰囲気があるのでどこからどこまでがペイントなのか難しいですが、少女は実在します。

ぜひ日本にも旅に来て作品を作ってほしいものだ。

ニュースソース
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2025506/Britains-pavement-artist-Julian-Beever-cheer-depressing-week.html
記事検索