今回紹介する芸術作品は、人間と間違わないために、サイズがちょっと大きめな蝋人形たち。
巨大蝋人形 oddnews 人間そっくり
水の滴りや皮膚のハリに生気を感じるこの女性、人形のように完璧な体。
人形のような女性なのか、人間のような人形なのかというと、答えは後者。

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 アーティストのキャロル・フィールマン氏は、大きな蝋人形たちがあたかも生きているかのように見える表情を追い求める。

時には、モデルと蝋人形がそっくりすぎて作業場に立ち入った人は「体がバラバラに!?」と驚くと言う。

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こちらは蝋人形のモデルの女性。もはや彼女が蝋人形でも驚かない人も多いのでは? 

彼女の作品はインパクトが強く人を呼ぶにはもってこいなので、あらゆる美術館から作品の依頼が殺到。
 1つ制作するために半年を要する過酷な作業である。

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 彼女の作品は1つあたり25万ポンド(約3110万円)で売られ、マンハッタンのある美術館では彼女の作品の複数を所有している。

蝋で作られていると分かっていても、あまりの再現力に何人かの人は人形に話しかけてしまったりもするという。

これらの美しい蝋人形は、よりリアルな表情や質感を生み出すために、皮膚に至っては100以上の塗料を用いられている。

彼女はインタビューに対して、「もちろん人形の表現の豊かさやリアルさを関心してもらうのは嬉しい。でもそれは目標地点ではなく、私はこの人形に個性を感じて、物語を創造してほしい」と語る。

モデルをそっくりの蝋人形に映し出すだけでも高等な技術を要するが、彼女の作品はあくまでも人形。

人形に個性を備えることは、そう簡単ではないのが素人にもわかるが、彼女ならいつの日かその表現に成功するかもしれない。

ニュースソース
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2035059/Artist-Carole-Feuerman-creates-stunning-waxworks-realistic-people-think-theyre-treated-like-real-people.html