当ブログで以前ご紹介したどこまで本物?驚きの歩道アートだまし絵?カンバスはモデルそのものの記事のように、人間の目の錯覚を巧みに利用した3Dアートが目立つ近年。

あらゆるアーティストが登場するなか、今回紹介するアーティストは紙と鉛筆だけのシンプルな絵で驚きの作品を作り上げる。



オンラインで自分の作品を発表し、一躍話題の人となったのはわずか20歳のチリのアーティスト「Fredo」さん。

現在は「より2次元と3次元の境界線を分からなくする作品を手掛けたい」と今後の制作に意欲的だ。

以下は彼の代表的な作品たち。

oddnews 3Dアート Fredo 紙と鉛筆
この蝶の絵が全ての始まり。彼の処女作とも言えるこの作品によって、彼は3D表現に興味を持ったという。

oddnews 3Dアート Fredo 紙と鉛筆
紙が破れて象が顔を出しているように見えるが、もちろんこれも絵。

蝶のデッサンをしていた時に彼は何も考えず、思いつきで陰を描いてみたという。
奇跡的な偶然によって彼の成功はスタートした。

oddnews 3Dアート Fredo 紙と鉛筆
彼の作品には、紙の上に独特な雰囲気の人間を置くシリーズがある。

oddnews 3Dアート Fredo 紙と鉛筆
箱から人間のようなものが脱出しようとしている。上の手は絵ではなく実物。

oddnews 3Dアート Fredo 紙と鉛筆
ちょっと一息つくかのように、穴から顔をだしワインヅラスを片手に持つ男。

oddnews 3Dアート Fredo 紙と鉛筆
鉛筆係?絵の中の人は作者に鉛筆を手渡している。

oddnews 3Dアート Fredo 紙と鉛筆
架空の義手。将来はこんな細やかな動きが出来る義手が出来るかも?

oddnews 3Dアート Fredo 紙と鉛筆
このスケッチは石畳の複雑な色合いや質感をも再現。

oddnews 3Dアート Fredo 紙と鉛筆
「もうネタ切れだよ‥」作者は自分の苦労までをも次の作品のヒントに変えてしまう。

各メディアに取りあげられ有名となった彼だが、今後はより多くの人に作品を楽しんでもらうべく様々な作風に挑戦しているという。

彼は自身のWebサイトやfacebook上で無数の作品を公開。
地域や国にとらわれることなく多くのファンが彼の作品の心待ちにしている。

制作自体はごくオーソドックスで、昔ながらの技術を用いているが、反対に広報活動は極めて現代的なのが面白い。

今後の彼の活動に期待したい。

ニュースソース
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2034372/The-incredible-3D-images-pop-page--created-just-pencil-paper.html